息子が赤ちゃんだったころ、うちに来た助産師さんが言いました。
「私の経験則だけれど・・・男の子は戦いモノが好きになる子と、クルマや電車が好きになる子にだいたい分かれるのよねー」
その言葉が真実かどうかはさておき、我が家の息子は大のクルマ(=特に消防車)好きな4歳に成長しました。
戦いモノは、とてもとても興味があるくせに、実際にテレビで見ると怖くて逃げてしまう感じです。
おかしいな、特撮好きな母の遺伝子を受け継いでいるはずなのに。
ちなみにプリキュアも逃げてしまいます。
おーい。
そんな息子の集めたミニカーたちが、部屋にあふれています。
とりあえず箱の中にしまってありますが、これだと使いたいミニカーがすぐに見つからなくて、探しているうちにグチャグチャになっていきます。
確かに、この状態じゃ下のほうのクルマは、ひっくり返さないと見えません。
じゃあディスプレイしよう!
と牛乳パックでディスプレイ棚を作ってみたところ、なかなかイイ感じになりましたが、いくつかの問題も出てしまいました。
・大きすぎるもの、重すぎるものに対応できない
・横に広がっていくので、置くスペースに困る
そこで、多少の大きさや重さにビクともしない、省スペースで大容量、さらには「見せたい」気持ちにも考慮した収納を考えることにしました。
・・・できるのか。
そんなこと、わたしに(汗)。
100円ショップでミニカータワーを作る
そんなとき、頼りになるのは100円ショップです。
ベビーカーでじっくりと商品棚を見て回るうちに、いいアイデアが浮かんできます。
あんまりじっくり見ていると、不要なものまで買ってしまうので注意が必要ですが。
そんなこんなで出来上がったのが、こちら。


作った、というよりもアイテムそのまんまですね(笑)。
でもこれ、すごい実力なんです。
ミニカー収納60台以上、左のように積み重ねれば迫力あるタワーになり、右のように分ければコンパクトにまとまります。
ちょっと透けて見えるので、こどもの「見せたい」思いも満足するし、探すのも楽ちん。
これを見せたあと、息子が自分から片付け始めたのには感動すら覚えました。
どうやら、片付けること自体が駐車遊びやパズル遊びの一種に思えるようです。
たしかに、うまくはめ込んでいく作業は楽しいかも。
毎日、息子の片付けを手伝わされていたダンナも、「これいい!!」と絶賛してくれました。
・・・手伝わなくて楽になったからね(笑)。
作り方
作り方、なんて言えることは何もしてませんが、材料と手順です。
材料はこちら。


左側がダイソーの人気商品、積み重ねボックスです。
大きいもの、浅いもの、小さいもの、蓋付きのもの・・・と、いろいろなバリエーションがあり、大きさが違ってもキレイにスタッキングできます。
※写真は、一番下が深くて取っ手のついたタイプ、真ん中が浅いもの、一番上が蓋のついた小さなタイプ
右側が、フェイクモスシートと緑色のフェルトです。
本当はフェイクモスシートだけで作りたいのですが、16センチ×16センチの四角いサイズで100円なので、コスパが・・・。
その点フェルトは70センチ×60センチあるので、もりもり使えます。
ボックスの底に、それぞれモスシートかフェルトを貼っていきます。


左がフェイクモス、右がフェルトです。
大人の目からはどっちも変わらないじゃん!と思いますが、こどものテンションはフェルトが10だとすると、フェイクモスが100くらい。
全然違います。
「気持ちいい~」とか言って、ずっと触っています。
でもボックス1つにつき、フェイクモスシート1枚じゃ足りないので、もし全部コレで作ろうとすると、見た目よりも高価な収納ボックスになりますので注意してくださいね。
うちでは2段だけフェイクモス、そのほかはフェルトを使用しました。
問答無用です。
このシートを貼ることで、こどもの意識が「ボックスに片付ける」ではなく、「車を駐車する」というイメージに変わるようですので、面倒ですが貼ったほうがよいです。
積み重ねて片付けるときに、ガタガタ言わないようになるのも利点だと思います。
また、シートはちゃんと両面テープで貼ることをおすすめします。
わたしは、フェルトはそのまま置いてもいいかと思ってしまいました。
ところが、こどもって「引っ張り出すこと」が大好きなんですよね。
クルマを出すついでにフェルトも引っ張り出して、道路だの公園だのに見立ててしまい、結果片付けさせる手間が増えました・・・。
作業工程は、それだけです。
あとは、お弁当をつめるようにミニカーを並べるだけ。
高さによっては入らないものもありますが、そんなときは寝かせるか、深いタイプのボックスに入れればOKです。
分類は、大人で決めてボックスの側面に写真を貼ってもいいし、こどもにまかせてもいいと思います。
うちは緊急車両、工事車両・・・という感じで何となく分類してありますが、ちょっと透けて見えるので、色で分類してもかわいいなあと思います。
さすが、最近話題の積み重ねボックス。
使い勝手が良すぎてびっくりしました。
息子はこのボックスを「トミカタワー」と呼び、ダンナは「マンション」もしくは「重箱」と呼んでいます。
どちらにしても、気に入ってもらえてわたしも満足です。
100円ショップとはいえ、クルマの台数によっては予算がかかってしまいますよね。
それでもその収納力と見た目のスッキリさは、実際とても気持ちがいいです。よかったらぜひ、試してみてくださいね。
材料
積み重ねボックス:必要数(うちは計8個使いました)
フェイクモスシート:必要数(経済力に合わせてください笑)
フェルト緑(モスシートがあれば不要)
両面テープ